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新羅神社 様 (多治見市)



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今回は経営者様の取材写真です。

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多治見市御幸町に古くから鎮座される、新羅神社の宮司 須永啓之 様です。

 新羅神社の歴史は、奈良時代又は平安時代に遡ります。田只味(多治見)郷に産土神(地元の神社)として 田只味明神の名でご鎮座しました。(今の新富町・上町辺りの土岐川沿い)鎌倉時代には、土岐氏(源氏)に庇護されたこともあり、八幡神(武士の神様)も勧請しました。
この当時の地元の武将として有名なのが 多治見国長公です。しかし、その後の源氏衰退により、神社も衰微していきました。
室町時代に入り、主祭神となる素戔嗚尊(すさのおのみこと)様を新たに勧請し、新羅明神と名を改め、併せて現在の御幸町に遷座しました。


 現在の社殿は、1848年(嘉永元年・江戸末期)に建てられました。
その社殿と境内の陶製灯篭、棟札は、平成18年3月10日多治見市指定有形文化財に指定されました。
この時の調査で、今までは多治見出身の立川流宮大工、野村作十郎が社殿の彫刻を手掛けたとされていましたが、尾張流御用彫物師 彫長一門の早瀬長兵衛によるものであることが判明しました。このご縁は、当時庄屋・陶商として力を持っていた西浦圓治(3代目)の仲取り持ちによるところが大きかったのでしょう。陶磁器で栄えていた多治見の様子が想像できますね。
(私の調査にて、早瀬長兵衛の作としては、主に知多亀崎の山車や乙川の神社彫刻が今に残っているようですが、東濃地域に残るのは珍しいようです。)
 平成24・25年に社殿保存修理事業を実施しました。ありがたいご縁で、文化財建築の権威、名古屋工業大学大学院 麓(ふもと)先生に、調査・設計・監理をして頂きました。


 さて、話は少し逸れましたが、こんな立派な歴史がある当神社を大切に、しかも地元の方たちに親しみを持っていただいて、次代にも発展させていきたいと思っています。
その為に、神社の行事を大切に行っていきたいです。
当神社の例大祭は、10月の連休に催行されます。上町かの神明神社から新羅神社まで戻ってくる行列が行われます。お稚児行列には、市内の他、愛知県からも参加していただいています。
1月5日午前零時に初恵比寿があります。これは元々小路町の旦那さんが中心となり、大正時代に西宮神社から恵比須様をお迎えし、市役所辺りでお祀りをしたことが発祥のようです。
6月30日には、素戔嗚尊(すさのおのみこと)様のご神徳をいただき、無病息災を願う茅の輪神事を3年前から行っています。
その他にも、同じ年に注連縄教室を開催し、翌年からは田植え・稲刈り・刈り取った稲を使っての注連縄作りまでを体験してもらう親子教室を開催しています。
これらの活動は、日本文化を体験してもらえる良い機会になっていると感じます。
今年は、小さなお子さんからご高齢の方でも昇り降りがしやすいように拝殿への石段の段差を低くしたり、車椅子の方でもお参りできるよう参道のデコボコの改良をしました。
9月には、文化財である社殿のすぐ目の前まで開放して、社殿で奏でる演奏を楽しんでいただくお月見コンサートを開催しました。
これらの活動が、街の活性化に少しでもつながってくれればとの思いです。

 多治見駅周辺の賑わいで集まった人々は土岐川へ進み、自然が溢れる川べりで水に親しみます。そして対岸の魅力に誘われて川を渡り、川南の歴史文化を楽しみ、うなぎをはじめとした食を満喫し、おなかも気持ちも一杯にして帰っていただく。このようなルートが出来ればと思います。
私は川南が発展するには、「土岐川を思わず渡ってしまう工夫」が必要と考えています。
地元に楽しい、良いものがたくさんあることに気づいて頂き、何度でも来てもらえるようになれば嬉しいですね。


最後に、これからの夢ですが、特定の人だけではなく、タテ(世代)の繋がりも増えるといいと思います。そして、神社っていいね!と、思ってもらえると嬉しいですね。

写真は、境内にて。
例大祭の催行でお忙しい一日、暑い日でしたが、にこやかに撮影に応じていただきました。
長時間にわたり、取材をさせていただき、ありがとうございました。


社 名 : 新羅神社(しんらじんじゃ)
所在地 : 岐阜県多治見市御幸町2丁目
電 話 : 0572-22-1658

使用機材: Nikon D4 24-70mm f2.8
パーミル フォトオフィス 写真家の林政司でした。
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by permill_keiei | 2017-10-25 19:00